リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)

いや、ちょっとこれは読んで驚愕しましたよ。

以下ネたバレあり
まず読んでる最中に思った事。
すげぇ稚拙な文章…この人ほんと本読んだ事あんのかなぁ。
なんだこのつっこみどころ満載の設定…バトルロワイヤルと似た感じで二番煎じの癖に設定もおそまつだな。ってかもうちょっと面白い設定にもできるだろう〜
キャラに感情移入できねぇ…ってか主人公いくら陸上部とはいえ走るしか脳ないやん、ってかこの人陸上の試合を見た事があるんだろうか。
でもこんなんで35万部も売れるんやったら作家希望の人とか勇気持てるやろうな。


とか思って読んでたんすけど、この本の伝えたい事は本の内容では無かったという事があとがきを読んで気づかされたのです。


あとがきに書いてあったのは次のような事。
この本は自費出版でなければ世間に出る事は無かっただろう、それなのにこんなにも売れた。
案の条、作者はこれまであんまり本とかを読んだ事は無かった。


そう、自費出版なんすね。この本でいいたかった事は、文学価値が無く、すごいありきたりな本でも売れてしまうという世間ってのを言及してるのでしょう。カバーにあるレビューがうまいからなのだろうか?確かに私も
全国にいる佐藤さんを皆殺しにする。
という文句に魅かれて買ったのだが、これが佐藤でなかったら買わなかっただろう。あ、山本でも買ってたかな…
しかし宣伝力だけでこんな35万人も本を買ってしまうものなのだろうか?
これを買って読んだ人達がどう思っているのか気になる所である。


ってゆうか府に落ちないんは500万人の佐藤さんが、100万人の鬼に7日間追われるんすけど鬼は1日1人佐藤さんを捕まえれなければ重罪を課されるらしいんすね。7日あったらほとんどすべての鬼が重罪になるやん。


しかし落ちが予想外だったのが残念。さすがに予想通りだとベタすぎるか。