この国はマラソンと駅伝に特化しすぎている。

http://www.nikkansports.com/sports/p-sp-tp0-20070403-179180.html
小林選手が実業団登録ができないという話です。
これはどういうことかというと、実業団主催の大会に出れないということです。
この記事を見て「あー小林よかったな。」と私は思いました。
なぜかというと、実業団主催の大会に出るとなると、もちろん駅伝に出場しなければいけなくなるからです。
トヨタも小林を取ったからには駅伝で走らせたかったことでしょう。もちろん小林も走りたかったかもしれません。でも小林は走り方的には明らかに中距離選手です。これから先も中距離を中心にやっていくだろうし、その才能もあるように思えます。そんな中、駅伝のための練習を始めると、だんだん距離を伸ばすことになるかもしれません。この国は不思議なことに、才能のある選手にやたら長い距離(特にマラソン)を走らせたがる傾向があります。そうなっていくと筋肉が遅い筋肉(長距離向けの筋肉)に変わってしまいます。せっかく中距離を走れる才能があるのにそれを潰してしまいかねないのです。日本で中距離選手が育たないのはこの長距離思考にあるのでしょう。何せ箱根駅伝が絶対って感じですから。


以上短距離選手のひがみ。
ってか陸上やってました、と人にいうと「マラソンとか走るのですか?」って聞かれるのは何故だろう。
いや短距離です。って言っても「じゃあ駅伝とか走ったんですか?」って聞かれる始末です。