実はそんなに絶対的なものではない

陸上競技ってものは記録で絶対的な評価ができるように思われがちですが、そんなにタイムのランクがそのまま実力のランクとつながるってわけじゃありません。特に100mで言ってみればその日の温度、湿度、風向、競技場のサーフェイスによって記録は全然変わってきます。100mは0.01秒が大事になってくるわけだからそのわずかな差が重要になってくるのです。(長距離とかでも気温が重要やしね。)全く同じ条件で走ってる場合でも走り方や体格で得意な気象条件とかがあるわけだからその1レースで絶対的な強さの上下が決まるわけでもないですね。ここでいってるのは走る時の心理状態とかアドレナリンうんぬんを別にして物理的な条件の違いをいっているのです。やっぱりどんな条件でも勝てる人が強いわけで、一本だけすごい好条件に恵まれて記録が出た人がすごいってわけじゃないのですよ。
余談ですがモンゴメリーが100mで世界新を出した時は追い風2.0m/s(公認ぎりぎり条件)かつピストルへのリアクションタイムが0.104秒(0.1秒以下だとフライング)でした。
またまた余談ですが2003年の世界陸上でフライング失格して騒いでたドラモンドのリアクションタイムは0.052秒、で同じ組で失格になったアサファ・パウエル(現世界記録保持者)は0.086秒でした。で、ここから話はどんどんそれて行くんですけど、ぴよ君の日記(06/05)によると人間意識をする前に脳は勝手に運動の命令を送ってるかもしれないんですね。一応人間のリアクションタイムは一般人で200ms〜300msって言われてて上限でも130msって言われてんですね。でもこれって標本調査だからやっぱとりたてて反応速度が早い人がいるかもしれないでしょ?でしかもピストルがなったらスタートすると強学習された脳が大舞台の強い興奮でいつもより速く反応してしまう事もあるかもしれないでしょう。そして本人が意識するのがそれからしばし後であれば確かに『俺は動いてない!』って事実がでてきてもおかしくはないかなとか思いました。
まぁ何ていうか最初何を言いたかったのかは忘れました。
あ、タイムは絶対的じゃないって事か。