というわけでうちの冷凍庫は餅だらけ

どうも年末に餅つきをしない家があるようだ。
「こないだ初めてもちつきをしてん」
「へー」
「杵とか臼って見たん初めてやったわー」
「じゃあいっつも実家では餅つき器でやってんすか?」
「何?餅つき器って?」
とこういう会話がなされたわけですよ。彼女の頭の中では餅つき器ってのは機械の手が杵を持ち、機械の手が合の手を入れるものを想像しているようだ。あるいは餅米を入れるだけで餅が完成するものかもしれない。しかし杵も臼も餅つき器もなくどうやって餅を手に入れるのかと!
ひょっとして最近のIT文明はそんな事を解決してくれる時代に私が気付かないうちになってしまったのか!正月に玄関先に並んでいる鏡餅達はもう既にIT文明に侵されているのかもしれない…


かたや実家に帰ると、めっちゃ飲んでいたとしても
「あ、俺明日餅つきやからそろそろ帰らな…」
「うちもそうやわー」
「うち今年、新たな臼新調して、木に穴あけてもらってきたでー10万ぐらいかかった」
「それ餅つき器買ったほうがええんちゃうん?」
「いややっぱ、杵と臼のほうがおいしいやろー」
といって餅つきのために帰っていく日常が送られてるというのに…